姫路の観光名所『書寫山圓教寺』書写山を徹底解剖!アクセス・料金など【姫路の施設紹介】

姫路の観光名所、書写山を徹底解剖

さおりんご
こんにちは!ロープウェイを眺め、観光客が鳴らす鐘の音を聴きながら育ち、書写山には通算数十回は訪れているさおりんごです!姫路の観光名所、書写山を徹底解剖したいと思います!


姫路の観光名所、パワースポットとしても有名な『西の比叡山・書寫山圓教寺』の魅力について、沢山の見どころを実際に行った時の写真と共にご紹介してまいります!敢えて時々古い写真も混じっています!

正しくは『書寫山圓教寺』ですが、常用漢字の『書写山円教寺』で統一します。『円教寺』の読み方は『えんぎょうじ』です。細かい歴史などは、立ててあった看板や、公式HPにも頼りながらご紹介していきます!

書写山とは


康保3年、性空上人によって開かれた山だそうです。
「この山に登るものは菩提心を起こし、また峰に住むものは六根を浄められる」という文殊菩薩のお告げのとおり、摩仁殿上の白山に於いて、上人は六根清浄の悟りを得られました。(パンフレットより抜粋)
JR姫路駅から北西へ車で25分ほどの場所にある書写山は、武蔵坊弁慶が少年期を過ごしたという伝説や、他にも沢山の姫路の歴史と関わりの深い場所。
標高は371m、手軽に挑戦できる登山スポットとしても近隣住民から人気です。

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多くの映画やドラマのロケ地としても使用されていて、個人的には「姫路のハリウッド」と呼んでも過言ではないと思っています!

円教寺とは


西国三十三所第二十七番。書写山円教寺は、西の比叡山と呼ばれるほど寺格が高く、その境内には『摩仁殿(まにでん)』を中心とし、『三之堂』『奥之院』など、山の中のあちらこちら、いたるところにたくさんの院やお堂が点在していて、姫路藩主の墓所などもあります。
観光の中心地ともされている摩仁殿は、京都の清水寺と同じ舞台造りとしても有名。

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ざっくりとご説明したところで、実際に麓から円教寺までのルートに沿って、さらに奥まで進みながら、見どころを出来る限りご紹介していきます。

マップ

スマホでピンチアウトするとズームできます。

ロープウェイ山麓駅


神姫バス書写ロープウェイ行きの終着駅、降りて左にロープウェイ駅があります。
約4分間の空の旅、運賃は大人(中学生以上)片道600円 往復1000円、小人(6歳以上)片道300円 往復500円。片道券は窓口にてお買い求めください。(券売機)
手前の小料理屋のような風貌の建物は、トイレです。


待合室には映画「関ヶ原」ロケ地めぐりマップや、


ロケで訪れた俳優さんのサイン色紙が飾られています!少し名前の紹介が見えにくい下の段真ん中は、綾瀬はるかさんのサインです。ここにサインがあるということは、ロープウェイに乗られたということですね!

姫路の種の以前の記事でも取り上げていましたが、2018年3月にゴンドラが新調され、現在のものは4代目。現在の2つのゴンドラの色は「新緑の緑、銀杏(いちょう)の黄色」とガイドさんの説明がありました。
年間を通して始発は8:30~ですが、終発は季節によって変わるようです。時刻表はこちら

書写ロープウェイ

大人(中学生以上)
片道600円
往復1000円、

小人(6歳以上)
片道300円
往復500円

時刻表

ロープウェイ山頂駅(展望台)


↑ロープウェイのゴンドラ内から撮った山頂駅です。


山頂駅の横には登山道(東坂)もありますので、来訪者の中には、上りか下りのどちらかだけロープウェイで…という方も居ます。登山するなら、個人的には下りはロープウェイ、をおすすめします。


山頂駅には展望台があり、待合室から出て風景を眺めることが出来ます。記念撮影用の顔はめパネルもありますよ。小銭を入れるタイプの望遠鏡が無料開放されていましたが、ずっと無料なのかは不明です。


かなり昔は上に展望レストランがあったのですが廃業され、上の方の展望台含め階段は現在立ち入り禁止となっています。

広場


志納所の手前右側にある広場で、「言葉の命は愛である」と刻んである石が印象的。東屋やベンチがあります。

志納所


志納金は500円。摩仁殿の近くまでバスで行ける特別志納金は1000円です。


パンフレットをもらえます。ここを過ぎると摩仁殿まで小さな観音様が点在し、見守ってくれています。Wikipediaによると西国三十三所の観音像を安置との事。いつも数えてて途中で分からなくなっていたんですが、33体もあるようです。

慈悲の鐘


「こころの鐘」と読むそうです。訪れた方が打ち鳴らすことも可能。この鐘を中心に、道は二手に分かれていて、左の道は現在志納所から摩仁殿までのバス道となっていますが、確か平成に入ってすぐくらいまでは馬車道として使用されていたため、馬車駅がありました。
十妙院のあたりで右の道と交差します(バスはその手前で曲がるようです)。どちらが近道とかは特になかったように思いますが、参道は右となっているので、徒歩の方は右へ進んでくださいね。
少し登ると、左手に休憩スポットが。かつてはアスレチックなどがあったように思いますが、今はベンチが置いてあるだけの広場となっています。


少し坂道の角度が厳しくなってきますが、進んでゆくと少し木々が開けた場所があり、景色が少し見渡せます。ベンチが二つ並んでいるので、景色を見ながらの休憩が出来ますよ。

仁王門


山の中の道、マイナスイオンに癒されながら坂道を登っていくと、突如現れる仁王門。ここを過ぎると境内です。行きは門をくぐり、帰りは向かって左手の坂道を下る方が殆どなようですが、正しいルールなどは不明なので、知っている方が居たら教えてください…。
先日訪れた際は、帰りも門をくぐって振り返りお辞儀をしたのですが、パワーを感じる場所だと思いました。


仁王門を過ぎると少し平坦な道なりに入り、その後は下りに差し掛かってきます。

壽量院

この日、この階段ではない方、もう少し進んだ先の右手にある、壽量院へ続く坂道を整えていました。姫路の種でも以前の記事でご紹介していましたが、壽量院の精進料理を食べに訪れる方の為でしょうか。

円教寺会館


姫路市民が小学校の林間学校で1泊しに訪れる場所、円教寺会館。

十妙院


普段は閉ざされています。数年前訪れた際には特別公開されていて、整えられた庭や建物の中の一部を見ることが出来ました。もしかしたら時期によって公開されることがあるのかもしれませんが、詳しいことは不明です。上の写真は数年前の紅葉まつりで公開されていた時のものです。

護法石(弁慶のお手玉石)


権現坂を下ってきて湯屋橋という小さな石橋の手前で右を見ると、大きな石が二つ並んでいます。石って言うよりちょっとした岩なんですが、弁慶がこれをお手玉にしたとか…。

湯屋橋


小さな川を渡る石橋があります。木のトンネルをくぐりぬけ、ようやく摩仁殿が見えてきます!

はづき茶屋


湯屋橋の右手に茶店があります。はづき茶屋では、うどん、おにぎりなどの軽食、甘酒やアイスなどを堪能したり、お土産を買うこともできますよ。(店内の様子)


目の前には池(放生池)があり、池の横にもテーブルが用意されています。金魚のエサは30円。カルガモも元気に泳いでいます。

西国三十三所堂


摩仁殿のふもとにあるちいさなお堂。西国三十三所の観音様をまつる堂です。

摩仁殿


円教寺の中心地とされています。間近で見上げたときの何とも言い難い迫力を、写真に収めるスキルを持ち合わせていないことが悔やまれますが…伝わりますでしょうか。


本殿入口に向かって左側にある手洗い水、龍神さんから頂戴します。


歴史ある建物、観音様が祀ってあります。御朱印帳や御守りの購入も可能です。

摩仁殿の舞台、奥の方から入り口側を振り返ってみた景色です。少し右下に目を向けると↓


さおりんご
個人的に大好きな眺めなのでご紹介を。ここから見るはづき茶屋付近、のどかさの中に人の気配を感じ、癒されます。この木々は紅葉の時期には色づき、これがまた絶景となるんですよ!(数年前の秋の様子)

白山権現へ…


摩仁殿を背に、左に出ると広場、奥にはトイレがあります。手前に白山権現(はくさんごんげん)へ続く坂道があるのですが、少しだけ登ってみると稲荷堂がありました。今回は、この先を行くのは断念し、摩仁殿脇をくぐるルートで三之堂・奥之院方面へ向かいます。

大仏様


あら、こんなところに?って場所に突如現れる大仏様。この細い山道には巨大な杉の木があります。


樹齢何年かは不明ですが、自然のパワーを感じます。もしかしたら姫路のお土産、「書写千年杉」のモチーフはこの樹なのかもしれません。違ってたらすみません。

本多家墓所


三之堂と向き合うように入口がある、本多家墓所。普段は閉ざされていますが、写真は数年前の特別公開時のものです。これまで何度か特別公開に出会っているので、タイミングを調べてみましたが判明できず…。詳しいことがわかり次第追記できたらいいな、と思っています。

三之堂(みつのどう)


さおりんご
コの字型に建つ三之堂。たくさんの映画やドラマのロケ地として、使用されています。

食堂(じきどう、宝物殿)


正面(真ん中)が食堂(じきどう)、常に公開されています。2階にはたくさんの観音像や歴史的文化物が展示されていて、弁慶の勉強机も展示されています。2階の外側は映画「ラストサムライ」で渡辺謙さんが歩いていた場所↓


1階で御朱印をもらえます。写経もこちらの1階で出来ますよ。

大講堂


食堂(じきどう)に向かって右手が大講堂です。この右手に結構激しい坂道があり、上って右へ行くと白山権現、左へ行くと仙岳院がありますが、この日は気温30℃にて断念しました…。

常行堂


食堂に向かって左手は常行堂(じょうぎょうどう)。

弁慶の鏡井戸


食堂裏手にある小さな池のような井戸。弁慶が酒に酔い眠ってしまった間に、顔に落書きをされ、この井戸に顔を映して確認したとされています。これに怒り狂い暴れた弁慶は、この後、書写山を燃やしてしまったともいわれています。

奥之院エリア

さおりんご
写真右側から不動堂、その隣に二つ並ぶ護法堂、奥が開山堂、左手前が護法堂拝殿です。

不動堂


不動明王を祀っているそうです。

護法堂


向かって右が乙天、左が若天を祀るお堂です。乙天は不動明王、若天は毘沙門天の化身だとか…この山の守護神だそうです!

開山堂


性空上人をまつったお堂です。こちらでも御朱印をいただけますよ。この建物には屋根を支える力士が元々は4体居たはずが、北西を支えていた力士は重さに耐えかねて逃げ出したといわれています。


↑写真は北東部分を支える力士、南西・南東にもそれぞれ違う顔つきの力士が居ます。しかし北西には↓


居ない!!どこへ行っちゃったんでしょうね…。

護法堂拝殿(弁慶の学問所)


二つの護法堂に向き合うように建てられている護法堂拝殿、本堂と離れて建てられるのは珍しいそうです。弁慶が鬼若丸と呼ばれていた7歳からの10年間、この山で修行していたことから、弁慶の学問所と呼ばれているそうです。

金剛堂


奥之院から坂を下る方の道を行くと金剛堂があります。このあたりにも広場やベンチがありますよ。

鐘楼


重要文化財です。というより、この山にあるほとんどの建物が重要文化財なようです。この鐘を鳴らしているのは見たことが無いのですが、朝夕や大晦日などは突いてたりするのでしょうか。横にトイレがあります。

法華堂、十地院

法華堂、隣に十地院という茶店がありますが、空いているのかは不明です。この裏手、石垣の上に榊原家墓所があります。

薬師堂


鐘楼を右手に奥へ進むと松平家墓所があり、道なりに右へ曲がってゆくとたたずむ薬師堂。さらに進むと石の階段があり、展望公園に出ます。

展望公園


階段を上がって左手に小さな囲いのあるお地蔵さんがあります。正面には東屋。左へ進むと展望…のはずが、夏だからか、木が生い茂って展望しづらくなっていました。休憩やおにぎりスポットとしておすすめの場所です。

瑞光院


三之堂のエリアに戻り、本多家墓所横の傾斜きつめな坂道を下っていくと右手に休憩スポットがあります。その横にあるのが瑞光院、一体何年前に建てられたのか見当もつかないほど、古い石の壁が並ぶ奥にあります。

再び摩仁殿の下へ


左に水子地蔵が立ち並ぶ横を通り、摩仁殿の下のはづき茶屋の所にもどってきます。

本坊事務所


放生池を通り過ぎると本坊事務所があります。この向こう側にトイレがあり、特別志納金を納めた方の、帰りのバス乗り場がありますよ。

さおりんご
お疲れさまでした!続いて、ふもとや登山道などをご紹介します。↓

山麓駅の横の噴水公園


噴水公園と書きましたが、以前はあった噴水が無くなっていました。(2~3年前まではあったはずですが…)現在は普通の広場となっていて、ベンチがあります。紅葉が色づくと綺麗な、良い広場です。


ロープウェイ駅付近から小道に入ると、バードスポットとして看板がありますので、参考に野鳥を探してみては。この付近から登ってゆくロープウェイを割と間近に見ることが出来ますよ。
奥へ進んでゆくと、書写観光旅館上山跡の建物の横に続いています。

山麓売店


ふもとのお土産スポット。焼き団子やソフトクリームで休憩したり、中でお食事もできます。
去年10月頃は確か、イノシシの看板が出ていたので、冬はイノシシメニューが食べれるのかもしれません。

歩いて登るなら?


6つの登山道があります。東坂、西坂、刀出坂、六角坂、鯰尾坂、置塩坂。個人的には、東洋大姫路の裏手、東坂から登ることが多いです。ちなみにロープウェイは東坂沿いに作られたそうです。

登山道入口 マップ


東坂から登ると、日本一小さい池「宝池」があります。右上のくずとりネットと比較してくだされば、小ささがわかると思います。上の写真は数年前に撮ったものですが、日課のように登っている私の母に確認したところ、この池は健在との事。
この先を進んでゆくと、珍百景候補?樫の木綱(絆)もあります。
さらに進むと、岩肌をじかに登れるスポットなどもありますよ。岩肌を避けて回り道をすることもできます。東坂~ロープウェイ山頂駅までは30分ほどで到着できるようなので、良い運動になりそうですね!
野生のシカやリスに出会うこともあるとの事。

さおりんご
母からの情報によると、この夏は、スズメバチ多発注意のスポットがあるそうです。目印がしてあるそうですが、歩いて登る方はお気を付けください。

書写山への交通アクセス

  • JR姫路駅から神姫バス10番乗り場
  • ⑧書写山ロープウェイ行き。
  • 乗車時間は30分弱
  • 終着駅となります。
  • 運賃は《大人270円》


お車でお越しの方には、無料駐車場もありますよ。上の写真は出口ですが、通り過ぎて左に曲がると入口があります。こちらは19:00には閉鎖されるとの事。閉門時刻はロープウェイ終便時刻により変動があるのかもしれませんが、詳しくは不明です。
向こう側に見える高速道路の下には駐輪場もあり、自転車やバイクも停めれます。

まとめ


個人的に、幼い頃から正直数えきれないくらい訪れた場所ではありますが、何度でも訪れたくなる、不思議と心が元気になる場所です。
四季折々の顔を見せる大自然と歴史の融合、是非みなさんにも直にご覧いただきたいです。

さおりんご
改めて奥深さや不思議を感じるスポットだと思いました。書写山を訪れる際には、是非この記事をガイドブック代わりにしてくださいね。書写山にはWiFiスポットもあるのでご安心下さい!

西国二十七番礼所 書寫山圓教寺MAP
住所 兵庫県姫路市書写2968
電話 
本坊事務所 079-266-3327 
円教寺会館 079-266-3240 

関連 
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書写山ロープウェイ山麓駅MAP
住所 兵庫県姫路市書写1199-2
電話 079-266-2006
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